トラック運転手の仕事とは?女性が増えるドライバーの現状

「社会の血管」とも言われる物流システムを動かしているトラック運転手。そのトラック運転手の人材不足が叫ばれていて、トラック業界でも女性ドライバーが増えるなど言われています。実際のところ、トラック運転手はどう思っているのでしょうか?現場の声を聞いてみました。

トラック運転手の仕事とは?

高速道路を大型トラックで走っている人を、我々はトラック運転手と一括りしていますが、実はトラック運転手にも色々な種類のドライバーがいます。そこで、まずはどのようなトラック運転手が存在するのか、ご紹介します。

トラック運転手は全国各地に多くいますが、ドライバーの職種は大きく3種類にわかれます。

1.大型トラック運転手

トラック運転手の花形と言われているのが「大型トラック運転手」です。一般的に私たちがイメージするトラック運転手が、これに当たります。
最大積載量は6.5トン以上で、もちろん車体も大きいです。未経験でいきなり乗りこなすことは難しい反面、いつかは運転したいのが大型トラックではないでしょうか。

大型トラック運転手の仕事内容は、主に運転と荷積みです。
集配会社のターミナル間輸送から、決まったコースを走るルート配送、また一つの倉庫専属で走る仕事と様々です。

2.小・中型トラック運転手

出典:TOY GARAGE

小型トラック運転手は、段ボールが主な荷物の積み下ろしも行います。個人宅などにも荷物を運ぶため、直接お客様と会話をすることも多いのが特徴です。最大積載量は2トン未満で、多くの方が持っている普通自動車免許でも運転することができます。

中型トラック運転手は、製造業の部品や小型トラックでも配送するような段ボールまで幅広い荷物を運びます。
小型トラック運転手に比べると、倉庫間配送のようにルート配送が多いです。また、走行距離も長くなりますので、体力は必要でしょう。

3.特殊車両のトラック運転手

車両の構造が特殊である車両、例えばクレーン車、トレーラー車がこれに当たります。一般的制限値を超えている車両も多いため、特殊車両通行許可が必要であったり、一般の車両と比べ、かなりの運転技術を必要とします。

特殊車両のトラック運転手の仕事は、車両によって様々です。例えばトレーラー車の場合は、ほとんどの場合が長距離運転です。事故になると大事故になってしまう可能性が大きいため、もっとも神経を使うのもこの車両かもしれません。

運転するのに専用の資格、免許が必要な場合も多いですが、その分、特殊な技術であることからも、手に職をつける意味でも目指すドライバーも多いです。

トラック運転手の給料はどうなの?

昔はキツイが給料が良いイメージだったトラック運転手ですが、近年は給料も下がってきて若者が離れていっていると言われています。実際のところどうなのでしょう?実際の数字やリアルなトラック運転手の声をご紹介します。

大型トラック運転手の給料は悪くない!(賃金構造基本統計調査を元に算出)

統計によると、平成27年の大型トラック運転手の平均年収は436万円程度です。月収にしても34万円ほどになります。
サラリーマンの平均年収が414万円(国税庁調べ)ということを考えても、昔ほど稼げなくなったとは言え、悪くない年収になっているのではないでしょうか。

求人サイトでも高給、好条件の募集も多くあり、場合によっては年収700万円を超えるケースもみられます。
トラック運転手が不足していると言われる今だからこそ、好条件での就職のチャンスも大きいでしょう。

独立して、トラック運転手を頑張っている方もいます。努力次第ではまだまだトラック運転手も稼げる職種でしょう!

現場のトラック運転手はどう感じている?

・・・近日アップデート・・・

トラック運転手の不足が社会問題!

大手配送業社のヤマト運輸の配送料値上げは、記憶に新しいニュースですが、トラック運転手の不足で物流システムが破綻寸前であることが、世の中にも公になりました。

現在大きく2つの問題に直面しています。

ネット通販の急速な広がり

国土交通省が発表している宅配便の取り扱い個数は、毎年億単位で増えています。2016年も前年比6.4%増の約39億万個。すでに配送個数は私たちの想像の域を超えています。。

さらにアマゾンなどの大手通販会社が行なっている即日配達が当たり前になってきたため、より一層トラック運転手の負荷は高まっています。再配達の問題であったり、まだまだ問題が山積みです。

トラック運転手の高齢化

トラック運転手の不足に伴い、仕事量が増えたため、トラック業界はきついというイメージがついてしまいました。
そのイメージから、さらに若者がトラック運転手になりにくくなり、トラック運転手不足、高齢化の悪循環となっています。

実は、大型トラック運転手の中には、時間に余裕を持った働き方を選べるなど、トラック業界自体も変化してきていますが、一度定着してしまったイメージは、なかなか変わらないのが現状です。
ただし、国土交通省を主体とした女性トラックドライバー「トラガール」の雇用促進など、今トラック業界が変わろうとしている時期ではないでしょうか。

女性のトラック運転手「トラガール」が増えている!

現在、女性トラック運転手「トラガール」は2万人と言われていますが、国土交通省はオリンピックがある2020年までにさらに4万人増加させることを目標としています。

トラガールを受け入れる企業に対しては、助成金制度を適用したり、職場環境や待遇の改善策をするなど、具体的な施策も出て来ております。

今、トラック業界自身もトラック運転手の不足を解消すべく、トイレ、シャワー施設などの働く環境改善に取り組んでいて、今後はさらに「トラガール」という言葉を聞く機会が増えるのではないでしょうか。

トラック運転手として、独立できる?

トラック業界では「車両持ち込み」で働ける仕組みが成り立っています。最初は1台のトラックで個人で独立し、徐々にトラックの台数を増やして今や大手運送会社という経歴の運送会社社長も少なくありません。
最初は、就職して仕事を覚えた後に自分のトラックを持って独立することも可能なのがトラック運転手なのです。

もちろん独立するためには、トラックを運転する技術以外にも、自分で配送する荷物を獲得する営業の仕事も増えます。ヤマト運輸や佐川急便のセールスドライバーは、独立して営業もするドライバーと近い存在ではないでしょうか。

独立して活躍しているトラック運転手をこのサイトでも随時紹介していきます。

トラック運転手の将来性は?

ネガティブなイメージもあるトラック業界ですが、若手運転手の育成や女性トラック運転手のトラガールの採用が急務となっています。
変化が必要な業界だからこそ、新しい人を呼べるような業界にしようと働きやすい環境づくりに取り組む会社も増えて来ています。実際に半数は女性!という運送会社もあるほどです。

トラック運転手の仕事は、健康であれば長く働ける仕事です。
トレーラー、クレーンなどの特殊車両を運転できるような国家資格を取得したり、独立も考えることができます。
自動運転などの技術革新もありますが、配送では間違いなく人の手が必要な時が出てきます。トラック運転手も高い運転技術や資格を生かしていけば、長く働ける仕事となるのではないでしょうか。

トラック業界にも優良企業は多くあるようです。まずは専門技術を身につけられるような企業を自分の目で探してみてはいかがでしょうか。