【続報2】トラック運転手の待遇改善へ!「待機時間(荷待ち時間)」記録義務付け

こんにちは、トラクル編集部です。
本日はトラック運転手にとって嬉しい「トラック運転手の待遇改善」に関わる続報です!

7月1日より荷待ち時間の記録義務付けが開始!

荷待ち時間の記録義務付けがいよいよ7月1日から施行されました。基本的には車両総重量8トン以上、または最大積載量5トン以上のトラックには、荷主の都合により30分以上待機した時に以下の内容を乗務記録の記載対象として追加する事となりました。

乗務記録の追記事項

  1. 集荷地点等(荷積み地、荷おろし地、附帯業務実施地)
  2. 集荷地点等への到着・出発日時
  3. 荷積み・荷卸しの開始・終了日時

ただし、デジタコなど他の方法で記録している場合や荷主から指定された到着時刻から出発する時刻が荷主の都合で30分未満の場合は記録不要です。また、通常の4トン車(中型)は対象外となります。10トン車や4tベースの増トン車は車両総重量が8トン以上になるため、記録の対象となります。

下の図はナンバープレートでわかる中型車と大型車の違いです。遠目では分かりませんが近くで比較すると実はかなりプレートの大きさが異なります。

ナンバープレートの大きさ比較

働く環境改善のための荷待ち時間削減

現在トラック運転手の不足が将来にわたり懸念されていますが、政府としては給与面だけではなく働く環境の改善を急務として取り組んでいます。実際荷物の積込みに対する待ち時間の平均は、1時間以上待ちが全体の55.1%、うち2時間以上は何と28.7%を占めます(国土交通省平成27年トラック輸送状況の実態調査)。

また手待ち時間がある運行の場合は平均拘束時間が13時間27分に対し、手待ち時間が無い運行の平均拘束時間は11時間34分約2時間の違いがあります。一日の運行内容の中で最も長く時間を占めているのはトラックの運転ですが、次に多いのは『荷役』です(平均2時間40分〜2時間50分)。このような荷待ち時間の削減と荷役作業の効率化がトラック運転手の拘束時間を減らし長時間労働の改善に繋がるでしょう。

国土交通省では、トラック運送業の適性運賃のため発着地で行われる運送以外の以下のコストも運賃とは別枠で請求できる仕組みを導入することに決めました。

  • 積込み料
  • 取り卸し料
  • 待機時間料 など

運賃以外の料金も明確に区別し、それぞれを適正に受けられるようにすることを目的として、今年の10月を目途に標準貨物自動車運送約款を改定する予定です。

まとめ

今回の荷待ち時間に関わる変更は、ドライバーの働く環境を大きく変える可能性を持っています。それは物流業界にとって大きなチャンスと言えるでしょう。大手運送会社も輸送運賃の値上げを決めていますが、私としては値上げではなく、やっと運送というサービスに対して適正な対価が支払われる様になったのだと感じます。

「待機時間は休憩時間」と荷主から言われる事もあったでしょうが、これからはそんな理不尽もなくなりそうです!

 

【関連記事】

【続報】トラック運転手の待遇改善へ!「待機時間(荷待ち時間)」記録義務付け

2017.05.23

トラック運転手の待遇改善へ!「待機時間(荷待ち時間)」記録義務付け

2017.04.14